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ビーチ内を稚魚が回遊するスクマーイの時季になった

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僕らの沖縄移住は6年目に突入した。
ほぼ3年になる早朝水泳に、今朝も行ってきた。風が心地よい日だ。

ビーチに向かって歩きながら、頭上に広がる青い空や、立ち上る入道雲、エメラルドグリーンの海を見ると、「あぁ、やっぱり沖縄に来てよかったな。僕らはこの景色を求めて、ここに来たんだ」とあらためて初心を思いだす。


ビーチ内を稚魚が回遊するスクマーイの時季になった_c0193396_11355419.jpg海の水が急にあたたかくなった。
ビーチの遊泳エリアを囲う網の外には、そろそろ猛毒の触手を持つハブクラゲが現れ始めているという。
先日、ウチの奥さんも子クラゲにやられたが、よくビーチで一緒になるオジサンも、ついこの間、「気をつけてたのに、やられちゃったさー」と言って苦笑いをしていた。

ビーチ内を稚魚が回遊するスクマーイの時季になった_c0193396_11345728.jpgビーチ警備員のMさんが、「ライフガードのお兄ちゃんたちが捕まえてきたんだよー」と言いながら、バケツに入ったハブクラゲを見せてくれた。

透明のクラゲをよく見つけられるね、と聞くと、「上から見たんじゃわからんてさ。触手に色がついてるからわかるみたいよ」とMさん。

「昨日あたりから、クラゲの赤ちゃんが網の間から入り込んでるみたいだから、気をつけてね」と教えてくれる。ウチの奥さんは、もうさされちゃったんだけどな(笑)。
Mさんは本当にイイ人だ。こういう人に巡り会えたのも、沖縄に来てよかったことのひとつだね。


最近、海に入ると無数の小さな魚「スク」が群れながら泳いでいるのをよく見かける。
スクとは、アイゴの稚魚のこと。島豆腐の上に、塩漬けの小魚がのった沖縄料理を食べた人もいるかと思うが、あの小魚がスクだ。
このスクが遠く南の海から回遊してくるこの時季(旧暦の6月1日=新暦7月22日)を、沖縄では「スクマーイ」という(マーイは、回るという意味の沖縄方言)。今年も「スクマーイ」の時季がやってきた。

沖縄は7月が一番暑いんだよね。
観光客のみなさん、ハブクラゲと熱中症には気をつけましょーうね。

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by mahalohilo | 2009-07-19 11:43 | 沖縄 | Trackback | Comments(0)  

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