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オキナワンロックの熟達たちの音に酔いしれた夜

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身体中の毛穴がぱっくりと開きっぱなしだった。
沖縄のロックシーンを切り拓いた熟達たちが奏でる爆音に僕は高ぶっていた。

沖縄国際アジア音楽祭の最終日。『オキナワンロックの軌跡〜未来へのメッセージ〜』。オキナワンロックの発祥の地ともいえるコザの中心にあるミュージックタウン音市場には県内外からロック好きが集まっていた。
年齢層はかなり高め。沖縄のロックの歴史をリアルタイムで体感してきたおじさんやおばさんたちだ。

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オープニングは、ケンイチ率いるバンド。
「移民の歌」や「ロックンロール」など、レッド・ツェッペリンのヒット曲をたて続けに歌いきる。日本人ばなれした声量とパワフルなシャウトにやられた。

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なんといってもこの夜、圧倒的な存在感をしめしていたのは、あの快人だった。
元コンディション・グリーンのボーカルのかっちゃんだ。
怪しげな音楽とともに会場後方のドアから現れる。
シルクハットにモーニングというダンディな出で立ちだが、片手にムチを持ち、客席の間をゆっくりとねり歩く姿からはやはり伝説の快人オーラが放たれる。
独特のパフォーマンスに大歓声がわき上がる。
日本人はもちろん、外人のオーディエンスにも大ウケだった。
ステージにはギタリストのシンキさんがいる。コンディション・グリーンのオリジナルメンバーが約30年ぶりに同じステージに立った。感慨深いシーンだった。

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そしてトリをつとめたのは、紫だ。

ヘヴィな音が会場のファンを瞬時につかむ。感情の高ぶりを抑えきれずに、ステージサイドに走り出す女性たち。時に激しく、時に華麗で優雅に、これぞオトナのロック!だ。

オキナワンロックの熟達たちの音に酔いしれた夜_c0193396_16262759.jpg僕のルーツミュージック。
そして伝説のオキナワンロックの重鎮たちのライブをナマで観ることができて感激した。
ライブ終了後、開ききった毛穴から発汗した水分を補給するためにノドをうるおしたビールがうまかったことは言うまでもない。
オキナワンロック、サイコー!

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all photos by Hironobu Ito@mahalohilo
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by mahalohilo | 2010-04-16 16:40 | 沖縄 | Trackback | Comments(2)  

Commented by 春ー at 2010-04-19 10:08 x
東京の今日の気温は、いかがですか?
体調を崩さないよう お気をつけくださいまし~!
「身体中の毛穴が ぱっくりと開きっぱなし!」・・ん~そんな体験してみたいものです。
でも、ここの文章を読んでいたら ゾクゾク~っとしました!
私は mahalohiloさんとあまり変わらない年齢だと思うのですが、唯一出会えたのがGLAYさん。「身体中が、スカスカになるような気分」は いつも味わっています。(骨粗しょう症みたい?笑)

いろいろな素晴らしい音楽、そして人に接するお仕事!本当に素敵です。
いつも 楽しみに待っていますので がんばってくださいませ~!
Commented by mahalohilo at 2010-04-19 14:18
春一さん。東京はポカポカ陽気で、今日も僕の毛穴は開いてます(笑)。オキナワンロックの達人たちのライブはホント感動しました。ストーンズのミックと変わらないあの年齢までロックしてる人たちがいるのは、沖縄に根ずく音楽魂のせいでしょう。今度、かっちゃんがやっているコザのロックバー「Jack Nasty's」に行ってみようと思ってます。外人さんに囲まれて、ロックおじさんになってきます!

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