幼い頃から育んできた五感の記憶を刺激するsleepy.abの音世界

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ここ数日、梅雨の合間の晴れが続いていた沖縄の空のように、今日の東京は雲ひとつない青空が広がっている。今月もやってきました東京。正直、暑いです。風もないし。
上京中の恒例、多摩川ウォーキングしてきました。この暑さだと、きっと人はそれほど出ていない!?…と思ったら、けっこういました。ジョガーにサイクルツーリスト、ベンチで日光浴、おじさん野球、ラジコングライダーを操るこれまた年配の方々、みんな太陽の恵みを満喫している様子。

今日の音楽のおともは、「sleepy.ab(スリーピー)」。
北海道は札幌出身の4ピースバンドだ。
彼らを知ったのは、奄美の唄者「城 南海(きずきみなみ)」の1st.アルバムでカバーしていたsleepy.abの楽曲「四季ウタカタ」を聴いた時。なんて広がりのある大きなメロディなんだろう、と思った。ものすごく気になった。ほかの曲も聴いてみようと思った。
それが彼らのアルバム『paratroop』だった。

c0193396_12185557.jpg音が耳に届いた瞬間、眼の前に広い空間が広がった。一面に広がるなだらかな草原と、そこを切り裂くように真っ直ぐにのびる1本の道が胸の中に映し出された。
優しい風のような穏やかな独特の空気感と、ゆっくり流れる時間が心地よかった。

感じる風景は曲によって変わっていく。青空の草原もあれば、雪が降り積もった街並も、強い風をともなった大雪の夜の風景も見えてくる。
優しい音だけではなく、激しさに満ちた音もある。
しかし、どれもsleepy.abにしか表わせない独特の音世界なのである。

人は五感の記憶を育みながら生きているのだと思う。
なぜなら歳を重ねるほど、幼い頃から見てきた景色や匂いや音の記憶が懐かしさとともに蘇ってくる瞬間が多々あるからだ。sleepy.abの描きだす音の世界は、北海道の美しい風景と環境の中で育った彼らの五感の記憶から生まれていると僕は思うのだが、どうだろう。

c0193396_12192993.jpgsleepy.abの初のシングルが「君と背景」(6/23発売)。
この曲から見えてくるのは、木々の間から射しこむやわらかな木漏れ日の風景。
前に進めなくなった時は、木漏れ日の中で少し休んでいこう。やわらかい陽射しと葉音に包まれて、ウトウトしよう。がんばらなくてもいいじゃない。気分がよくなったら、強い光の中へ出ていけばいいのだから。

木漏れ日の中でのひと休み。汗もひいたし、僕もそろそろ光の中に出て行こう。



(PS)この「君と背景」の収められているライブ音源3曲が素晴らしい。初回限定盤は地元・札幌道新ホールでのライブを。また通常盤には東京キネマ倶楽部での別の3曲のライブ音源が収められている。通常盤には、僕が彼らを知った「四季ウタカタ」のオリジナルのライブ音源も収録。

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by mahalohilo | 2010-06-10 12:30 | music | Trackback | Comments(0)  

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