2011年の仕事始めは、All Japan Goithからです

c0193396_18432470.jpg

今年はとてもうれしい再会から年が明けた。
昨日のことだ。
年明け最初のインタビュー。
それが「All Japan Goith(通称ゴイス)」だった。
彼らと初めて逢ったのは遡ること6年半前。
僕らが沖縄に移住したばかりの頃。
当時「Skaしっぺ」と名のる8人組のスカバンドだった彼らのライブを那覇りゅうぼう前で観た時だ。
バンドアンサンブルなどへとも思わぬ豪快な荒削りさで観衆を強引に引き込んでいくステージングに興味をもった。リズムはもたってるし、ブラスははしってるんだけど、そこには未完成の魅力があった。

その後、改名し、メジャーデビューしてからもゴイスのライブを何度か観てきたが、初期の自由奔放さが徐々に型にはまった無難さに変わってしまったことに正直寂しさを感じていたのも事実だ。そしてしばらく合わない日々が続いた。

その間にゴイスはヴォーカルが脱退。ヴォーカル不在をフロントの4人(トロンボーンのてつG、サックスのTA-SHI、トランペットの濱SHOWと紅一点エンナ)が補うスタイルになった。管楽器奏者がヴォーカルをとるということは、歌っている間は楽器を吹けないわけで、そのぶんバンドのアンサンブルやアレンジ構成が変化せざるをえない状態になった。
去年、その状態で観たライブは初期の荒削りさと奔放さが戻り、デビュー当時のがむしゃらに音楽を楽しもうとする姿勢が見え隠れしていて、僕は逆にうれしかった記憶がある。
音楽をやるものは、自らが音楽を楽しんでほしい。たとえミストーンをしたとしても、それを笑顔で吹き飛ばすくらい楽しんでいる音楽ならノープロブレムだ。

その後、コザ(沖縄市)のライブバーやストリート、米軍基地内などでセッションやライブを繰り返す中で、ゴイスはタフさを身につけていったようだ。
第二期のゴイスは、ソロパートを演奏している時、もしも急にバース(小節数)が倍になってもインプロビゼーション(即興)で応えられるほどタフになってきている。

c0193396_10393584.jpgそんなゴイスが、2009年12月に行った台湾公演の際に出逢い、意気投合した台湾のスカバンド「SKARAOKE」と制作したスプリットアルバム『Pride Of Asia』が2月23日にリリースされる。
沖縄と台湾の2バンド。その共通項は、“Formosa”(ポルトガル語で、“麗しき島”の意味)が生んだ、スカをメインにしたブラスセクションバンドであることだけ。
でも完成した『Pride Of Asia』を聴くと、ゴイスがウチナーグチ(沖縄方言)で歌う「やんどーやー」という曲があったり、SKARAOKEが北京語で歌うSkaraoke Theme」があったりと、それぞれのバンドのアイデンティティを見据えた作品になっていた。
ウチナーンチュ(沖縄人)と台湾人が、自らの核=プライドを大事しながら作り上げたアルバムとなった。

日本と台湾でリリースされるこの『Pride Of Asia』を機に「All Japan Goith」の視線は、今海外に向いている。
「海外に行って音楽を吸収してきたい。できればストリートでもなんでもいいから海外で自分たちの音楽を聴いてほしい。だからメンバーにお金貯めとけよーって言ってるんですよ(笑)」とエンナは言う。

海外を経験することで、見るもの、感じるものも絶対にあるはず。セッションを通して、さらにタフになって、自信をもってノープロブレムなプレイができるバンドに成長していくことを望む。彼らはそれができるバンドだと思うから。

c0193396_1844299.jpg

      ▲All Japan GoithのてつGとエンナと一緒に
[PR]

by mahalohilo | 2011-01-08 18:47 | music | Trackback | Comments(0)  

トラックバックURL : http://mahalo39.exblog.jp/tb/15734963
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。

<< 桑田佳祐のニューアルバム『MU... HAPPY HAPPY NEW... >>