5/12 the pillows@桜坂セントラル〜大人のR&Rを聴かせたOne Night Stand

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「そろそろ俺たちに会いたいんじゃないかと思ってやってきました」
3曲目まで一気に歌いきった後で、さわおは超満員のオーディエンスに向かってこう言い放った。はにかみとシャイさをうっすらと表情にじませながら。

さわおのギターのカッティングからも、佐藤の安定感のあるドラムのビートや、真鍋の的を得たリードや、適度な遊び心をプレイに活かした鈴木のベースからも、純粋にロックンロールを楽しんでいる様子が身体から溢れでている。
そんなプレイから弾けでるバンドの疾走感がたまらない。

「Pied Piper」「ターミナル・ヘヴンズ・ロック」
まさしく大人のロックンロールだ。

まだ7曲目だというのに、さわおの額から汗が流れおちる。
「ヤバいな7曲目でこの汗」
とまらない汗をタオルでぬぐい、ドリンクを飲んでひと息ついてからゆっくりと話し始める。
それは沖縄に着いてから行ったカイロプラクティックでの話。
さわおの前の客が偶然にも真鍋だったということ。そこがさわおの苦手なハードカイロの店だったこと。そして院長がやけに首の骨を鳴らしたがったくだりに、会場は爆笑。確かにハードカイロの人って、やたら骨を鳴らしたがるのだろうね。

次の曲は、「若い頃、15年前に書いた地味だけどイイ曲」と紹介して歌ったのが「ICE PICK」。アルバム『Please Mr.Lostman』に収録されていた懐かしいナンバーだった。
僕は、〈キミは誰かのものになったけど キミは僕を動かすエネルギー 永久に 永遠に〉と歌うラブソング「エネルギア」(@最新作『トライアル』収録)に、またグッときてしまった。
別れてからずいぶん時が経っているにちがいない。そんな彼女がいまだに自分のエネルギーになっているんだと客観的に歌えるあたりに、いつもグッときてしまうのだ。そんな大人な視線の歌詞が好きだな。

「100%のライブをいつもやろうと思うんだけど、そうもいかなくて。でも毎回素敵な瞬間があるからライブってイイなって思う」と話した後で、「これも地味な曲です」と言って歌った「ジョニー・ストロボ」(@『OOPARTS』収録)。さらに「Ready Steady Go!」。酸いも甘いも知りぬいた大人のロックンロール!


アンコールは全員ピローズのオリジナルアロハを着て登場。
アロハ販売担当課長代理!?の肩書きをもつ(笑)佐藤から「今夜だけ10名限定で1000円引きで」というセールストークに会場は再び爆笑の渦に。この値引き分は、マジで佐藤のポケットマネーで相殺されるらしい!?
「なぜかわからないけどシンイチロウ君が必死です(笑)」とさわお。すかさず「課長代理だかんね」(佐藤)。
アンコールの「WAITING AT THE BUSSTOP」を歌いきり、「めちゃアツかったけど、忘れられない夜になったよ」(さわお)の言葉でライブは終わった………
……と思った。

しかしこの夜は違った。


「彼らはダブルアンコールやらない人たちなのに…」というPMエージェンシーのピローズ担当N氏の言葉に反して、彼らはふたたびステージに現れたのだ。そして「No Surrender」を歌った。

沖縄でのライブがよほど気持ちよくできたのだろう。ファンのレスポンスの良さ、会場の空気感、そしてなにより彼らを待ちのぞんでいた沖縄のファンの気持ちが、彼らにまっすぐ伝わったことがうれしかったのだと思う。
大人のロックンロールの素晴らしさを体感させてくれたライブだった。










きっとこの夜、彼らはうまいオリオンビールが飲めたはずだ。
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by mahalohilo | 2012-05-19 18:56 | music | Trackback | Comments(0)  

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